2020年、東洋エンタープライズの創業55周年を機に企画された江戸藍（えどあい）シリーズ。日本に古くから伝わる藍染めの文化を現代に継承する「江戸藍復興協会」に協力を依頼し、江戸時代の藍のグリーンがかった色合いを再現した「江戸藍デニム」は、日本国内のみならず海外からも好評を博し、現在も各地で愛用されている。

 

シュガーケーンが長年研究してきたアメリカンヴィンテージデニムの魅力と、日本古来から培われてきた藍染めの魅力。それらを兼ね備えた2020年の「江戸藍」に続き、2021年に企画されたのがこの阿波藍（あわあい）シリーズ。今回も江戸藍復興協会の協力のもと、日本の藍の本場である徳島の「阿波藍」をテーマに、シュガーケーン独自の「砂糖黍デニム」を使って唯一無二のオリジナルデニムへと仕上げている。

 

 

A series of “Edo-Ai” indigo denim that was released in 2020 under the supervision of the Edo Blue-indigo Revival Association (EBRA) have included the attractiveness of the” American vintage denim” that Sugar Cane has sought for a long time and of the “Japanese Indigo dyeing” which has been cultivated since ancient times in Japan. In 2021 Sugar Cane has developed new series of “Awa-Ai” indigo denim in collaboration with EBRA. The Japanese term “Awa” is an old name of one of the states in the Shikoku Island on Japan, where was famous for Natural Indigo in old days. “Ai” stands for indigo. Our Awa-Ai denim is a unique or very distinctive Sugar Cane fiber denim created by using Awa Indigo ingredient.

 

 

 

SUGAR CANE “阿波藍 DENIM”

Lot No. SC11201 / 砂糖黍製 13oz. 阿波藍混右綾 DENIM BLOUSE

size : 36, 38, 40, 42, 44

color : 421A) ONE WASH　　¥32,780

 

 

シュガーケーン・オンラインストア / Lot No. SC11201 / 砂糖黍製 13oz. 阿波藍混右綾 DENIM BLOUSE 商品ページ

 

 

阿波藍シリーズのラインナップは大きく分けると「阿波本藍染デニム」と「阿波藍混デニム」の2種類。こちらは阿波藍とインディゴをブレンドし、アメリカンヴィンテージデニム同様のロープ染色を施して13オンスのセルビッジデニムへと仕上げた「阿波藍混デニム」。レザーパッチは鹿革製の本藍染め。こちらも砂糖黍製の糸で織り上げた生地となっており、生地の表面に現れるネップが特徴。ぜひ履き込み、阿波藍ならではの経年変化を楽しんで欲しい。

 

 

The other is “Rope-Dyeing Awa-Ai indigo Denim” that is made of yarns dyed literally by the industrial dying process, known as Rope-Dyeing. The indigo ingredient for the dye come from Tokushima prefecture that used to be named as Awa. The denim is also woven by old power loom with original blended yarns of Sugar Cane Fiber and cotton, which features the slubby texture that bring about more instinctive patina as aged.

 

 

 

 

 

阿波藍とインディゴをブレンドして染色した赤みの強い阿波藍混デニム。コットン70％、シュガーケーン（サトウキビ）30％の13オンス右綾セルビッジデニムに織り上げた。サトウキビを混紡していることで生地にはムラ感が強く現れ、履き込むことで鋭いタテ落ちをみせる。

 

 

 

 

江戸藍復興協会の藍工房で阿波の蓼正藍により染められた鹿革パッチ。外側に見えるステッチはネイビーなので、濃色のデニムの色味と相まってシックな仕上がり。大戦前のヴィンテージデニムジャケットをベースとしているので、フロントのボタンとボックスステッチの高さは揃わない仕様。阿波藍シリーズのフラッシャーは和紙製。赤い糸の4点止めで縫い付けられる。ポケットフラップの裏には特製スレキを使用。2つの柄の境目を中心に裁断されている。

 

 

 

 

本来、ビッグサイズのデニムジャケットにしか採用されないセンターセパレートの「バックT」仕様。外側のステッチがネイビーなのに対し、内側のステッチはイエロー。前立て裏にはセルビッジを配している。阿波藍混デニムはグリーンのセルビッジが特徴。

 

 

 

SUGAR CANE “阿波藍 DENIM”

Lot No. SC41201 / 砂糖黍製 13oz. 阿波藍混右綾 DENIM (SLIM TAPERED)

waist : W29-34, 36, 38

length : L30) Length 30, L32) Length 32　　¥32,780

 

 

シュガーケーン・オンラインストア / Lot No. SC41201 / 砂糖黍製 13oz. 阿波藍混右綾 DENIM (SLIM TAPERED) 商品ページ

 

 

 

 

 

トップボタンはブランド刻印入りの鉄製ボタン。フライボタンは4つ仕様。外側がネイビーステッチのため目立たないが、箇所によって糸の番手を使い分けている。内側はイエローステッチなのでコントラストを楽しめる。右コインポケットの口にはセルビッジを使用。補強のリベットは銅製の打ち抜き式リベット。

 

 

 

 

ベルトループの内側はイエローステッチ。裾のチェーンステッチもイエロー。阿波藍混デニムはグリーンのセルビッジが特徴。右ヒップポケットには赤い糸で4点止めされた阿波藍モデル用の和紙製フラッシャーが付く。

 

 

 

 

阿波の蓼正藍を使い、江戸藍復興協会の工房で手作業で藍染めされた鹿革製のパッチ。ネイビーステッチの大人しい外観に対して、内側は賑やか。特製スレキはインディゴ染めしたあとに抜染（ばっせん）プリントで「蓼藍の葉」と「東洋」のロゴを染め抜いている。シルエットはスリムテーパードだが、ヴィンテージジーンズの仕様を踏襲しているのでヒップポケットのコンシールリベットや補強のバータックなどが省略されずに健在。